はじめまして。
あやの里の代表、岡元奈央と申します。
あやの里では、「ともに生きる」という理念のもと、介護が必要になっても、認知症を抱えていても、ご家族様、地域の皆様、職員とともに、その人らしい暮らしがあたりまえに続いていくことを大切にしています。
たとえば、お天気のよい日には朝から中庭でラジオ体操をし、草が伸びればみんなで草むしり、落ち葉が舞えば一緒に掃き掃除。春はお花見、夏は花火、秋はコスモス見学、冬はお正月の準備。地域の方々やご家族様と自然に交わりながら、季節のうつろいを感じ、日々の暮らしを丁寧に重ねていく、こうした営みのひとつひとつこそが、私たちのケアの原点です。そしていま、あやの里は、これまでの歩みを礎に、次のステージへと進もうとしています。
超高齢社会のなかで、介護の在り方や意味が問い直されるいまこそ、私たちは人間の尊厳や自立といった理念が社会の共通認識となるよう、そしてその理念にふさわしいケアの質を、より深く、より確かに、プロフェッショナルとして高めていく責任があると考えています。
また、介護の専門性は年々高まっていますが、私たちが日々向き合っているのは、知識や技術の提供だけではなく、「ともに生きる」という実践そのものです。そこには、専門性が求められる場面もあれば、自然と支え合いの心が芽生える瞬間もあり、それはまさに“生きていく”という営みの一部だと思います。
“あたりまえの暮らし”をあらためて見つめなおし、人と人との関わりを大切にしながら、私たちは、ここあやの里から、介護の未来を少しずつ、でも確かに照らしていきたいと願っています。
これからも、職員一人ひとりと理念を共有しながら、地域のなかで生きる誰かの希望となれるように。私たちは歩みを止めず、成長し続けてまいります。
日々の暮らしの様子や、私たちのケアへの想いは、InstagramなどのSNSでも発信しております。
よろしければ、ぜひご覧いただけますと幸いです。